「水瓶山景」
一つの場所と一つの時間に同時に
存在するものは一つしかない
思考は銀雲のようにやって来て
根を下ろそうとするが
なにもさからわないでいると
やがて望まない波動はずんずんと
入れ替わり立ち代わり移り去り
いずれ風来坊となっていく
一日がそろそろこれでと言う頃に
実にどうもありがとうと心で
全てに伝えながらゆっくりと
お風呂で数をかぞえていると
湯舟は黙っていつものように
仲良く山霧といっしょになって
せっせと無明を洗い始める
「水瓶山景」
一つの場所と一つの時間に同時に
存在するものは一つしかない
思考は銀雲のようにやって来て
根を下ろそうとするが
なにもさからわないでいると
やがて望まない波動はずんずんと
入れ替わり立ち代わり移り去り
いずれ風来坊となっていく
一日がそろそろこれでと言う頃に
実にどうもありがとうと心で
全てに伝えながらゆっくりと
お風呂で数をかぞえていると
湯舟は黙っていつものように
仲良く山霧といっしょになって
せっせと無明を洗い始める