Tt1:11
本染のイマージュ ・植物のかすかな声を聴く 自然染色の目的は、私たちの生活を、正しくそして美しくすることにあります。なかでも厚生のための染色は、競争心に陥らな…
本染のイマージュ ・植物のかすかな声を聴く 自然染色の目的は、私たちの生活を、正しくそして美しくすることにあります。なかでも厚生のための染色は、競争心に陥らな…
自由人への本染 ・道徳的羅針盤 (moral compass) 真の自由は、何事にも束縛されないで、しかし自分で主体的に選択しながら、自分を捧げて生きることを…
序:暮らしと染色 8.自然染色の歩み ( 二 ) ・浸染と媒染 初期浸染の時代を経て、やがて、灰汁 (あく) 媒染や鉄媒染というような、媒染剤による染色が、行…
序:暮らしと染色 7.自然染色の歩み (一) ・本草と浸染 自然染色はその進展の過程として、まずは摺染から始まり、そして次には浸染になりました。初めはいろいろ…
序:暮らしと染色 6.複雑な成分 ・静かな色 古い時代の染色品の持つ、色の落ち着きや調和の美しさは、いったいどこから来ているのでしょうか。染色において、色が落…
序:暮らしと染色 5.たれゆへに ・花摺りと草摺り 奈良時代 (710~794)に 、実際には、既に立派な染色が知られていたものの、儀礼として、または、趣味的…
序:暮らしと染色 4.あがもふひとの ・うつろひやすく 天然のものの持っているさまざまな色、例えば、花や果実の色というものは、必ずしも染料として利用できるもの…
序:暮らしと染色 3.染色と着色 ・色料と色素 物に色をつけて、これを美しく彩(いろど)る材料のことを、色料と言います。 これとは別に、色素という言葉がありま…
序:暮らしと染色 2.色合い ・美しい色 それは、それを見た場合に、私たちの気持ちを浄化してくれる色のことです。 具体的には、その色を見ていると、気持ちがなご…
序:暮しと染色 1.物と心 ・美しく和やかな生活 人の気持ちは、美しいものを見ているとそのようになっていくものなので、美しいものを生活に採り入れていくことは、…